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「​う​た​は​ゆ​め​を​わ​た​る​」​ー 最​後​の​龍 ー​(​feat​.​ベ​ス​ビ​オ​富​田​)

by 即興詩人 AI UEOKA feat. ベスビオ富田

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lyrics

「ブランコ」




呼吸を揺らぎにかえて思い出す
君の腰かけた素敵なブランコ


どこまでも深く
ゆられてみないか?

どこまでも深く
鼓動を確かめ



呼吸を揺らぎにかえて思い出す
君の腰かけた素敵な箱舟


どこまでも遠く
ゆられてみないか?

どこまでも遠く
鼓動を確かめ 


呼吸を流れにかえて思い出す
君の腰かけた透明な椅子は

すべてのいのちの
生誕の記憶


いつか夢に見て忘れた

すべてのいのちが
織り成す音楽









「最後の龍」



龍は脱皮する


少年は青い海の中で
その抜け殻と戯れる


白く透き通ったその皮に
そっと指先をつけるその度に

少年の過去が
ひとつ
またひとつと
未来へと昇華されていく

少年の中に
数々の思い出がよぎる

しばらくの間
少年は
泣いたり笑ったりする 

やがて少年は
龍の抜け殻の中に潜り込み
そっと水面を見上げる

抜け殻の裂け目から見上げた水面には
真っ白な太陽が浮かんでいる

しかし

次の瞬間

抜け殻を脱ぎ捨てたばかりの龍が
水面の上を通り過ぎ

一瞬

真っ白な太陽を
隠してしまう


巨大な龍の影と
抜け殻が重なる


「お前にはいつ会える?」

心の中で
少年は呟く













寄せては返す波の歌。

声で世界を立ち上げるのは『絶滅したのは永遠』でお馴染みの歌うたい『ベスビオ富田』。

朗読しているのは、AI UEOKA作詩による『ブランコ』。

AI UEOKAが朗読しているのは、自作詩『最後の龍』。

ジャケットのグラフィックは鬼才・内藤幸司先輩!=Knight Monkeyさん!

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about

即興詩人 AI UEOKA Tokyo, Japan

「音楽は僕らの自然」
「ポエムで伝えるあらゆるカタチ」
『ポエレーベル』主宰の即興詩人。

『島崎藤村記念文芸祭』2年連続入賞&入選経験あり。

自身のレーベルから、著書や音源アルバムも多数発行。


Music is our nature.
A Poem to Communicate a New Form of Poetry
Improvising poet, head of the Poe label.
He has won prizes and been selected for two consecutive years at the Shimazaki Toson Memorial Literature Festival.
Has published numerous books and sound albums under his own label.
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