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『​さ​び​し​さ​両​想​い​』​ポ​エ​レ​ー​ベ​ル 歌​&​即​興​ス​ト​リ​ー​ト​ピ​ア​ノ​ゲ​リ​ラ​ラ​イ​ブ​集

by ごとう3・即興詩人 AI UEOKA

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1.
白 紙 で  ふ れ て  白 い 月 音は 影に香りに
2.
「空を砂漠に変えるの?」燃えて渇き彷徨うみんなの広大な『淋しい』 『淋しさ』は、凍えて、燃える。 あなたの駆け抜けた領域に私はいまだにたどり着けない誰もあなたのことを理解できない私だけがそれを理解できるとそう信じていたあの夏に私はたくさんの仲間と出会った私はたくさんの仲間と出会った私はもともと仲間と出会っていた私は命と出会っていた私は私の命と出会っていた私の命はつながっていた『私』の「命」は 台風を噛み 殺しながら 奥歯の中に 虫歯として それを飼うような 生態系 台風を、 奥歯の中に、 噛み砕くような…… そんな嵐を 望んでいないひとが 先に逝くなんて、 というところで 明るい曲が、 降りてくるでしょう。 止まってる雨を縫うように駆け抜けてつないで抱きしめていて あなたの静寂は  やさしすぎる音色だった いつでも聴こえないフリをしている ひとの嵐を 全部 虹にかえる 雨を飲み干しては、青でかきけす天才だった。 そういう夏に、何人かが…… 秋になれずに 冬を迎えることもなく 春に巻き戻り 『消えない桜』になるが それを『歌』にかえることに関しては、 あなたは天才だった。 すべてを「過去形」で語る。 今日はすべてを『過去形』で。 「『過去』と『他人』は変えられない」 という「逆説を引っくり返す」ために、 すべての『過去』を「過去形」で語る。 なぜなら 「今」と「未来」と「誰か」は、 「これから」は すべて 変り得るからだ 天の頂に吸い込まれながら落ちていく想いと心音に引き戻される巨大な重力に常に引き裂かれながら宇宙全体を淋しさに変えてもあまりにも静かすぎるからすべてを燃やす動かす重力を回すあなたの名前を探す 雷と月と花は 同時に過ぎ その時 雨だけが 街に電車を回した 「切なさは」 「一発『ズドン!』の」 「刹那窓」 「落ちる風穴」 「つながりますか?」 切なさは一発「ズドン!」の刹那窓落ちる風穴つながりますか?   空に音色をあててはずらし心臓の位置検索し合えば  焼きつけて削る稲妻より  消えない焚き火の青  宝の地図鏡に潜る準備  泳ぎ回るみんなの 無音の真剣白葉捕り聴こえないステルス機の翅真白に愛に 好きな人が 流星なら流星群を 一生  カラダにとどめるように あびつづけていたいからこそ 丁寧に  ただ  となりに  傍に 「空のようなひと 全部持っているのも 好き」  「誰も知らない山桜のように生きるあなたを愛す」 「誰も知らない山桜のように生きるあなたを愛す山桜でありたい」   交響曲第0番『灼熱』と「静寂」を聴く「刹那」と『永久』 
3.
「銀河鉄道の夜」投影黒曜石mix 君の鏡の美しさに落ち 堕ちるたびに砕けるよにそれを汚し 死にそうな夜を重ねる闇 同じ音だけが繰り返され 逢えない夜星がふえる 軋む瀕死の線路 廻る軌道カーブ火花波飛沫 原石削る粉雪の輝き 銀河鉄道桜吹雪は 黒曜石の鏡に映し出され 火山の中で生まれた僕を どこまでも遠く 運ぶって 約束してくれた 同じ汽車に乗っているんだよ? どうして窓の外 現実(リアル)を超えるための化学式ばかり眺めてるの? 覗き込む瞳その奥に凍る涙 写すたびに僕は涙 君はうつむいてまた眠りにつく 今目の前目尻に一粒宝玉の鏡 夢の中でだけそれが流せるなら 君の涙に生まれ変わる秘儀 銀河の果てで 手に入れてみせると 今日も死にそうに愉しい毎日に挑む それが僕の生きることだった 君だけが僕の過剰を熟知する愛 過激な風微風にはなれないけど 「嵐が好き」って 君が笑って…… どこまでも一緒だよカンパネルラ 絶対に君のことを離さない たとえ言葉が通じなくても 君に僕のことなど見えなくても 絶対に君を 祭りの夜に 落としたりしない   * 信じてくれてありがとうジョバンニ 僕たちが鏡なら 君のその歌は誰の歌なの? 一緒に開いた図鑑、覚えてる? 一緒に開くページのような毎日 同じ感想で結ばれた指輪のような 君の心が大好きだった その気持ちとずっと永遠に旅するだけ だから泣かなくていいんだよジョバンニ 僕はもうここで魔法使い 君は綺麗な声呪文を唱える杖 いつも支えてくれてありがとう 君の涙の熱は日差し 彩のない虚無の大空の兆し たったひとつ浮かんだ太陽   * カムパネルラ月にならないで 満ちたり欠けたり白くゆれないで 物語を結末から読むみたいに 世界の意味を 「今」を破くよにめくりつづけないで 急いでここから遠ざからないで 解離しないで離れていかないで 「行かないで」って何度も言わせないで 加速する必要なんてないんだよ僕らは 暴走する銀河鉄道は 影の壁を破壊して突き進む 向かい風の爆音熱源に換える黒い龍 とまってしまうくらいゆっくりと ふたりの図鑑照らし合わせたいだけ   * 昨日ニュースが届いたんだ 紀元前八千年前の太古の最初の鏡 黒曜石でできた火山の麓の産物 とてもきれいに写し出せる化石 僕はそれを持って世界中を旅する風 この宇宙にある全部をね、 映し出すことに夢中なんだ きっとそれが叶えば 僕は大空に進化できるから どんな嘘も罪も全部見つめてやる 悪魔になることも怖くないんだ 人間になりたいだけなんだから 恋の鏡に依存する世に   * 悲しいことを言わないでカムパネルラ 僕たちが人間に生まれた意味を否定するニュースなんていらない 僕は僕であり君は君であることを僕は愛するだけ 人間が秘密でありどこまでいっても秘密になれないことをここで愛するだけ 僕が君でないことを永遠に愛するだけ 謎が深まり進化することを愛しているだけなのに 答えの中に 逃げ込もうとしないで   * あーあ 本当はきっと何もかももうどうでもいい 生まれた時から既にどうでもいい 人生に意味がないことがずっと怖くて 生まれた時からずっと怖くて意味を探し続けた だからたくさん勉強したんだ だから何でも試してみたんだ だから頭が良くなりすぎちゃったのかも てへ でも大丈夫だよ気が狂うことはないから どこまでも理性で深い闇を照らせるから それを悲しいだなんて思わないでジョバンニ 君はどこまでも美しく広がる夜空のように その翼が純粋で心地いい だから僕はどこまでもいけたんだよ それを悲しいだなんて言わないで 「人間には二種類にしかない 『いい人』と『かわいそうな人』」 君の鏡で僕を裁かないで   * 答えを出すたび進化する数式? 悟ることにこだわりつづけるのに? カラダを禅問答に移し変えないで! 答えもなく君のことを愛してる 君のことを単純に愛している 君への愛説明し尽くせる自信はあるけど 説明自体が君に捧ぐ愛じゃない いつかそれが伝わるまで 僕は闇を破壊する銀河鉄道 君の心ブラックホールを熱源に どこまでも重さを抱きしめてみせるから 僕は世界の美しさをずっと伝えるホワイトホール 君の前でだけ咲く嵐の白夜   * そうだよ どこかで気付いていたんでしょ? 気付かないように走りつづけて来たんでしょ? 僕たちふたり 目の前にいながら 同じボックス席向き合っているのに 違う銀河鉄道に居て それはフェイクなコピペで 線路だってパラレル 一緒の道でもなくて どこまでも平行線 交わることだけ夢見て 闇の中列車別々に暴走させながら 小説にでもしなきゃ伝えようのない現実みたいに ニュースにならなきゃ知らせることのできない悲しみみたいに僕ら 車輪を線路で削った火花の悲鳴でしか 「ここにいます」って伝えることさえできない それを「綺麗」って 君だけが言うから 僕は永遠に、 死ねなくなって……
4.
こころの底に ながれる つめたい氷河を わたる ふたりきりで
5.
白 紙 で  ふ れ て  白 い 月 音は 影に香りに(君の素肌に渇く) 言葉声重ね空砂漠化け縛る空(溶かし解き)青になる (縛る空溶かし解き青になる) あ つ い から じゃないあたたかいのにねあぁ (悲し)
6.
7.
8.
9.

about

「七夕に 歌のながれる 大河ふる 星の短柵 編んで渡るよ」


ポエレーベル・即興詩人 AI UEOKAのことばと音に、歌手『ごとう3』・作詞家『樹かえで』氏を迎えて送るコラボ作!

ニューシングル『短歌男女』・ニューアルバム『ストリートピアノチルドレン/さびしさ両想い』に先行した、その即興ストリートピアノゲリラライブ音源集。

さびしさはいつも超えたがるから……

独りにさせない、

七夕が降る。



ごとう3(『短歌男女』・歌・短歌男子パート)

www.youtube.com/watch?v=yMKtEMkPjmw

樹かえで(『短歌男女』・作詞・短歌女子パート)

www.instagram.com/i_kaede_poet/?igshid=MzRlODBiNWFlZA%3D%3D

credits

released July 7, 2023

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about

即興詩人 AI UEOKA Tokyo, Japan

「音楽は僕らの自然」
「ポエムで伝えるあらゆるカタチ」
『ポエレーベル』主宰の即興詩人。

『島崎藤村記念文芸祭』2年連続入賞&入選経験あり。

自身のレーベルから、著書や音源アルバムも多数発行。


Music is our nature.
A Poem to Communicate a New Form of Poetry
Improvising poet, head of the Poe label.
He has won prizes and been selected for two consecutive years at the Shimazaki Toson Memorial Literature Festival.
Has published numerous books and sound albums under his own label.
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