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Street Piano Children​「​音​楽​が​僕​ら​の​自​然​」​Music is our nature

by AI UEOKA

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1.
春みたいに 壁を守る勇気 音でできた 宝箱に 壁を守る勇気 壁を すり抜けられる 小さな音を 探す勇気
2.
誰かが窓を 開ける音 誰かが窓を 閉める音 誰かが傘を 開く音 誰かの傘が 閉じる音  誰かが星を 見つける音 誰かが花を 見つめる音 私があなたを 抱きしめる音 あなたが私を 抱いた音
3.
銀河鉄道なんて 内側から破壊してやる 早く 早く エンジンルームに行って 爆弾しかけて 先頭の車両だけ爆破して 私たちは ゆっくりと 地球に戻ってくる 重力に引かれて 帰ってきて 夜の海 黒い海に 抱かれるように そっと 眠りから覚めるように ぽちゃりと 落ちて 深海 その中で あなたを 見上げる 私たちは 浮かんでいる 抱きしめる 水になる どこまでも 深い闇の中に沈んでいく ここには 光も 銀河も ないけど あなたと私がいる 雨のプラネタリウム 雨傘の ドーム 夜 傘をさして見上げた 群青 街灯が照らし出す 雨粒の 星々 プラネタリウムを 思い出して 私は 水の中で 残っている空気を 少しだけ 吐き出す 水泡が 浮かび上がり きれい それは 星とは違う 軌道に属さない 水を舞い上がる 流星のような 惑星たち 透明な 星々 大気に包み込まれた あなたへの シャボン 色は無い 暗い 虹色でもない でも あなたを 抱きとめに行く 私の方が深く沈んでいた 恋人が カムパネルラだったら 困っちゃう 私が カムパネルラでも きっと困る よね? だから 私は ジョバンニにも ならない ザネリにも 誰にも ならずに 私で いなきゃ 雨が止んだ
4.
桜 すみれ 白百合 向日葵 ハイビスカス ススキの 野原 駆け抜け 燃える 重い 蕾 牡丹 落ち 寄せては 返す 紅い 花吹雪 ダイヤの 刻面 集めて 一枚の 広い 空色 ひとひらの 刻面 集めた 青い 紫陽花の ピアノ 昔 咲いていた 花の 彩は 雲に 映した 鍵盤 旋律 咲いた 汚れも 美徳も 憂いも 抱いて 君と踏みしめた道路に 靴が 汚れる 雨 それ以上 深いところには いかないで 涙の プラネタリウム 雨傘の ドーム 愛の さなぎ 守って 外灯を 見上げて 映す 街の 星座 深海の 深緑 深く まわる 雫 まわす 踊る 狂う 君に 君を 想い 潜る 探す でも、 なんで? だから…… それ以上 深いところには いかないで 白く 輝く 発光する 波打ち際で 遊ぶ 弾ける 拡散する 水面の 光の 粒が ここで踊る ここで瞬き 結ばれ 太陽を 束ねる 球体の 蝶々
5.
空が落ちてきて 世界が落とし穴になって 大地が空に 私は雲に あなたは扉に 私は鍵に 「音を減らすには 晴れなければならない」 見つめ合う ふたりの間に生まれる曲は 悲しみを昇華した果ての 花が咲いて種になるかたい響き さなぎが耳をすますための 逆回転のかさぶたの微熱 絶対に忘れないと誓って サヨナラし合った 魂の握手 四本の手を 切断することによって封じ込めた 形ある腕に保存された想い 透明な掌で手を振るタクト 「小雨を歓迎して」 その交響曲の奏でる 無限と沈黙は あらゆるものを 純水に変える 私が本当の私に 声になれる時が 来たのかもしれないと 「カラダを楽器にして」 「カラダを楽器にするには?」 「心が」 「自分らしくなければ」 「自分らしくあるには?」 伝え合う 透明な はじめまして 音は常にそこにとどまる 私たちに 私たちの記憶がある限り 幽霊のように透明に この世がここに ある限り 光はここに 夕日はここに 星たちがここに 知らない旋律を 浴びると同時に 次の瞬間 それは思い出 ならば 知らないことは 忘れていたただけのこと 音は 空がなければ 時にはなれないから 光は 影の影像は 誰かが耳をすましているから 流れになれるのだから 私たちが旋律になる朝 世界は時間を脱いで 宇宙は羽化の最中で静止した こぼれる涙が音になる世界 虹の歌声が聴こえる世界 だから私は 音楽になるの だから私は あなたの 心を (一部改稿)
6.
ベイビー オレたちも突破するぜ!  世界中の初恋に捧げる音楽を  世界中のつながりに捧げる真実を  それを奏でることを  歌うのさ! 誰にも真似できない あなたの その人生を 世界中の子供たちが たったひとりで 突破してくように! カブトムシが先生 ザリガニがヴィーナス カナブンはシンボル 蝶々の羽根に乗っかって 夢の中で翔ぶなんて月並みでダサいって とんでもなく面白いことを考えついた とんでもなく面白いことだけ遊びに換えた ついてこれる仲間を探していた ジャングルジムをでたらめな速度で回しながら 秘密基地にエッチな本をためるためにジャングルをさまよいながら 誤解されて悔しくて全部がどうでもよくなって 悪いことをした時の自分が知りたくて万引きして 大好きな駄菓子屋のいつも優しいおばちゃんを 裏切ってしまった自分に傷つきながら 告白しておばちゃんに許されて泣き崩れて愛を知りながら 図書館の窓際の席で 夕陽に化けることのできるページに恋しながら お楽しみ会のフルーツバスケットで 「ブラジャーしてる人」 って 普通にさらりと言って クラスの女子全員&新婚女教師を敵に回して怒られて 「おい!女子お前ら!空気がニヤけてんだよ!笑  喜んでんじゃねぇーよ!笑」 って 男子全員の歓声に支えられながら 用水路のトンネルで虫取り網と小さな水槽抱えて あちゃ~どこにもつながってねえじゃんっ! 入んなきゃよかったなぁ~ って後ろ歩きで毒づき転んで 濡れネズミのまま独りやけになって 冷えた闇の中で『ブルーハーツ』を絶叫しながら 隣町の公園で 知らない子たちと鬼ごっこして ズルした奴が許せなくて乱闘して仲直り ゲームのバグと隠れキャラの情報を マスコミより先に交換しながら 魂の鏡みたいに 全部がわかる友達を探していた 巡り会えたから恋をする 巡り会えたから歌になる 君の気持ちなら全部伝えるよ もちすべてできるわけはないけど それでもなんでも何度でもやってみるぜ諦めない 諦めるという選択肢はない! もう 雨の花びらで花束を編ませない 雨のち桜でずっときれいでいい 右手の人差し指と 左手の人差し指だけなら 楽譜も読めない ピアノも弾けない 僕にだって 動かせる 世界中の 子供達と 夢でつながり それを奏でてる 雲の形は 誰もそのまま おぼえておくことはできない 空の色もそのすべても 誰もそのまんま おぼえておくことなんてできない そういう音楽をつくりつづける! ただありのままの ほんとうに起こったことを ただのありのままの気持ちを ただありのままの僕たちを ベイビーお前の選んだ道が好きだ! お前の生き様は 間違えなく世界中の子供たちを動かす! 遠く離れて会えなくたって あなたの幸せに  届くように どこでもいつでもなんでもかんでも 問答無用で愛を叫んでる! あなたを思う 僕の気持ちの震源地は いつだって 僕のカラダのこのピアノだったから 心の鍵盤を押して初めて 僕は僕の気持ちに 気づけたから もう、 泣かないで、 ダイヤモンド。 あなたは 透き通る 虹の花束 あなたの 歌う 純真が 笑みを奏でるよに ずっと そして 今も 聴こえているよ 
7.
「陰」と『陽』 Yin and Yang 『光』と「影」 同じ オセロの ひとコマ Light and Shadow are two sides of the same coin 『光』 の 裏 に 「影」 が いる Behind the Light, there is the Shadow この地球 この三次元に 存在する 唯一の 二次元 「影」 Shadow: The only two-dimensional being on this 3D planet Earth 眠ることで はじめて 幕が上がる  映画館 『夢』 Dream: A film that only begins to unfold when we sleep 眠りの中で みる『夢』は 『映像』では なくて  Our memories on a screen illuminated by our closed eyes あなたの 心が 創り出す 『影像』  Dreams are the Shadows projected by our heart 夢の世界に あなたのポケットの中身は 持ち込めない けれど We can't take it all to a dream world でも 持っていけるものが ない訳では ない But we can take one thing with us うたは ゆめを わたる A song, a song, a song... 寝入りばなに 聴いた あの曲にゆられながら この場所から 渡るみたいに Like crossing the river, drifting to that song we heard just before we fell asleep いつしか 絶滅してしまった 永遠たちもまた Eternities that had become extinct before we even knew it... 二次元から ここへ 渡り They also crossed over here from two dimensions 違うものに 化け 今も ここに いる transformed into something else, and are still here すべての ものは つながっている Everything is connected わたしたちは 互いに与え合う 影の響き We are the echoes of the shadows giving to one another 二次元が 永遠が 音に 化けて Two dimensions, Eternity, transformed into sounds まわりながら ゆれながら Spinning, Fluctuating... ゆられ つながれ 縛られ ながら Shaken, Attached, Bound… いまも ここに あらゆる 音に 化けて Even now, right here, in all kinds of sounds 時の流れ 渦巻く 龍を うごめかせ Time's flowing, dragons swirling, up in the sky 『永遠』を 「宇宙」に 換えて 奏でる 交響曲を Eternity becomes The Universe in disguise to create a symphony 知覚で タクトを ゆらしながら As if conducting an orchestra with all our senses 存在する あらゆる ものと 結ばれ ながら Connecting to every existence ともに 踊る Together we dance 鏡の翼 Wings of the Mirror 永遠からの手紙 A letter from Eternity 記された 音のない 言の葉 Silent letters written in the air 花の涙 Tears of Flowers わたしたちは 歩き出した 海 We are the Ocean that began to walk 雨の 花びらで 編まれた 森の子供 Children of the Forest woven with Petals of Rain 流れる 虹の 踊り子 Dancing Children of the Flowing Rainbow 「絶滅したのは、永遠」 "What is Lost is Eternity" 創訳 Poetry translation you_are_you__
8.
そらをかがみに かんじるみたいに かぜがなにかを つたえてくれたら  こころをなみだが あらわすみたいに にじでミラクル かなでてみせるから もう なかないで ダイヤモンド あめのはなびらで はなたばをあむから 
9.
石像を樹木化し 私のレコードを重ね合わせて輪切りにした 年輪を食べ始めたら 木目の中に誰もいなくなったけれど それでも私が こうしてここに たった独りきり あなたを見つめているから それ以上何を望むのか? 本当のことは 全てわかっているのに 知らないフリをして 知らないことを追いかけるフリをして 満ち足りることを求めるのではなく 満ち足りることから 逃げたがっている だから今は影の行く先を だから今宵だけは 光を 忘れて 踊っていたいだけ だけど私は石化された愛 完全に静止することで 完璧に透明になれるこのカラダこの愛 時間の中に閉じ込められた ただの光の塊 この感情の旋律は 美しいけれど悲しいと思う 悲しいけれど美しいと思う この旋律の中に 私は私を閉じ込めている 雨の檻 雨音の  牢獄 いや違う この旋律であることが 私が私であることを  支えてくれている
10.
11.
12.
13.
晴れでも 雨でも 歩き出す コンビニ スイーツ ピクニック 雨が降っても幸せ 雨音も幸せ 幸せ プリン プラネット 理想の自分に なりたくて 本当の自分に 戻っちゃった あらゆるものを 脱ぎ捨てる 脱ぎ棄てながら 思い出す 雨音が私の 胸を打つ 思い出しながら 輝く ラブ & ピース アラモード たくさんの言葉 たくさんの歌や 嘘みたいな奇跡 奇跡のような嘘も 偶然も必然も なくなっちゃうみたいな まろやかな 幸せ プリンを三つ買い込んで 一気に食べて笑い合う 大人になれた 喜びと ここまでこれた 感激で もはや寂しささえ 裸のプリンのようになめらかで 私たちはすでに 球体でできたプリンであり 360度 どこを見渡しても 私たちがプリンだから プリンはプリンでしかなく 大気を吸い込みながら 未来を進めていくんだけど 全部プリンだから 同じプリンだから いかにプリンを 美味しく食べるか? っていう 新しい課題にだけに取り組める プリンのような 幸せの中の まんまるプリンユニバース あぁ大仏さま あぁ福の神さま 私をプリンにしてください って 本気で祈ることもなく もはや私たちは プリンの中のプリン ラブ & ピース アラモード (一部のちに改編)
14.
永遠にとどまることができる 回転体となって 逆行する 様々な質感の中へ 僕はただ 泡々とした  時間になる 隣にいる  友人の笑顔が 僕を空間に映写している それは さやさやと浮かぶ輝きのミスト 真昼の光          呪文を解く
15.

about

春夏秋冬 ひとの音 ピアノで編んだ 街の詩集

Spring Summer Autumn Winter
Human sound
Knit with the sound of the piano
Town poetry collection


反戦デモンストレーション 『ラブ&ピース アラモード 2022』

About the album "Street Piano Children"Anti-war demonstration "Love & Peace A La Mode 2022"


先人の命が、私たちに、平和や自由という武器を遺してくださいました。

今ここに、その武器は各自備えることができています。

その自由や平和、いのちを、私たちは何に使うことができるのでしょうか?

愛と平和の最先端は、果たして今、どのような形をしているのでしょうか? 



私の考える自由の使い方、それが、ポエレーベルが発信する『ラブ&ピースアラモード2022』。

つまりは、わたしたちなりの反戦デモンストレーション。


少なくとも、私の住む街の、団地の軒下には、誰が弾いても構わないストリートピアノが置かれています。

作曲の経験もなく、音楽理論も知らない私でも、指二本でピアノを鳴らし、自分の気持ちを表すことはできます。

開かれた自由を大切に使いたいと考えています。



Whatever the times and whatever the environment, we think and act to live as "new members of society" in it.
That is my view on the anti-war movement and anti-war demonstrations.
The lives lost to sustain life bequeathed to us the weapons of peace and freedom.
Here and now, each of us holds that weapon in our hands.
What can we do with that freedom, peace, and life?
What does the most advanced form of love and peace really look like now?
If it looks ugly and distorted, it makes sense to transmit it ourselves and create a new trend.
That is my idea of how to use freedom.
This is what the Por label is sending out, "Love & Peace a la Mode 2022.
In other words, it is my own anti-war demonstration.
At least, under the eaves of the housing complex in my city, there is a street piano that anyone can play.
Even I, who has no experience in composition and does not know music theory, can play the piano with two fingers and express my feelings.
I want to cherish open freedom.

credits

released May 19, 2022

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about

即興詩人 AI UEOKA Tokyo, Japan

「音楽は僕らの自然」
「ポエムで伝えるあらゆるカタチ」
『ポエレーベル』主宰の即興詩人。

『島崎藤村記念文芸祭』2年連続入賞&入選経験あり。

自身のレーベルから、著書や音源アルバムも多数発行。


Music is our nature.
A Poem to Communicate a New Form of Poetry
Improvising poet, head of the Poe label.
He has won prizes and been selected for two consecutive years at the Shimazaki Toson Memorial Literature Festival.
Has published numerous books and sound albums under his own label.
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